帯状疱疹ワクチンが認知症リスクを低下させる!
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスによって引き起こされる病気で、このウイルスは神経に潜伏感染する特徴があります。
この特性から、かねてより帯状疱疹ウイルスと認知症の発症との関連性が指摘されてきました。
最近発表された英国の研究で、帯状疱疹ワクチンが認知症発症リスクを低下させる可能性を示唆し、注目を集めています。
- この研究では、帯状疱疹ワクチン接種の有無と認知症発症率の関係を分析
- 結果、ワクチンを接種した人は、認知症の発症リスクが相対的に20.0%低下
- 帯状疱疹ワクチンは、認知症予防に安価で有効な手段となり得ることが判明
日本における帯状疱疹ワクチンの定期接種要件
この研究で使用されたのは生ワクチン(ZOSTAVAX)。 日本で2025年4月から定期接種となった生ワクチン(ビケン)は、同じウイルス株を基に作られており、同等の効果が期待されています。
帯状疱疹ワクチンの定期接種の対象となるのは、以下のどれかに該当する方です。
- 年度内に65歳になる方
- 経過措置の対象となる方(2025年度〜2029年度の5年間限定)
- 年度内に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、または100歳になる方。2025年度に限り、100歳以上の方も対象です。
- 特定の疾患を持つ方
- 60歳から64歳で、HIVによる免疫機能の重度な障害(身体障害者手帳1級相当)を有する方。

接種における注意点
定期接種で使用されるワクチンには、生ワクチン(ビケン)と不活化ワクチン(シングリックス)の2種類があり、どちらか一方を選択します。生ワクチンは1回接種、不活化ワクチンは通常2回の接種が必要です。
- 定期接種の対象者であれば、過去に帯状疱疹にかかったことがある方でも接種可能です。
- 定期接種の機会は原則として生涯に一度です。
- 接種費用については、公費助成により自己負担額が軽減されますが、詳細はお住まいの自治体にお問い合わせください。


