認知症予防に「思わぬ伏兵」現る!
バイアグラで、認知症リスクを70%低減!?
Nature Aging(2021年12月6日オンライン版)が、アルツハイマー型認知症(AD)に有効な可能性がある既承認薬を選んだところ、勃起不全薬(商品名バイアグラ)として承認されているシルデナフィルを投与した患者でAD発症リスクが約70%低減したと報じました。
バイアグラのジェネリック シルデナフィル錠VI
米食品医薬品局(FDA)承認済み1,600種類以上の薬剤で、AD(アルツハイマー型認知症)関連遺伝子と密接に関連する66種類の薬剤で更に検討を進めた結果、ADに対する最有力候補薬は、なんとシルデナフィル(勃起不全薬)であることを突き止めました。
勃起不全薬のドラッグリポジショニングが認知症に効果を発揮したことになります。
ドラッグリポジショニング(英: drug repositioning:既存薬再開発):ある病気の治療薬から、別の病気に有効な薬効を見つけ出すこと。
バイアグラ関連ニュース
2022年(令和4年)の4月から不妊治療におけるバイアグラの保険適用が始まりました。
但し、バイアグラの保険診療は誰もが受けられるわけではないので、ドラッグリポジショニング的にバイアグラを入手したい場合は、バイアグラジェネリックが保険適用のバイアグラよりも安く利用できることもあります。